スッポン鍋

先日、世話になった先輩の家で飲み会があった。
平日だったので、会社が終わり次第、四日市の先輩宅に向かう。

会社近くのインターから高速に乗り、みえ川越を目指す。
ETCのおかげで、通勤割引で料金半額になるのがありがたい。

東海環状を通り伊勢湾岸へ出る。
夜の湾岸は雰囲気も良くとても良い道だ。

飛ばしたくなるが、捕まっては元も子もないので、110キロ位に抑えて走る。

40分もしないうちにみえ川越に到着、しかしここからが長い、23号線は慢性の渋滞、右側へ行くと左側が流れ、左側へ行くと右側が流れる。

何とか辿り着き、先ずは皆でスーパー銭湯へ行く。
余り行く機会が無いので、広い湯船が新鮮である、久しぶりにサウナにも入り汗を流す。
サッパリした後、足りない物を買い先輩の家へ戻る。

鍋は下拵えしてあり、早速皆で乾杯し、鍋パーティーが始まった。
何時もは酎ハイばかりだが、この時ばかりは色々飲んだ、ビール、ボジョレー、大吟醸と進む。

鍋を開けると……何かグロテスクな物体が沈んでいる……そう、スッポン鍋だったのだ。
こういうのが好きな友人が、捌いて作ったのだ。

「さあ食え」
と言われ、なるべく形の分からない所を選び、小皿に盛って食べてみた……う～ん微妙、しかしスープはとても美味しい、先輩の小皿には、足と分けの分からない脂肪の固まりが盛られ、食が進まないようだった。

後で作った、雑炊がまた旨い、こちらは皆よく食べていた。

ボジョレーを飲んだ後、先輩が「今年のボジョレーはイマイチだな」と言ったが、私はぼちぼち旨いと思った。

その後、大吟醸を開けたが、確かに旨いが、これは悪酔いすると思い、私はボジョレーに戻った。

夜も更け２時過ぎ、私はダウンし一番に眠った。２時半に友人のSとXがダウンし、先輩とHは朝の６時まで飲んでいた……化け物か…

ともあれ、よく飲みよく騒ぎ楽しい飲み会であった。