tajimi Street
ギンギツネの私的なブログ
連休何しようかと考えるが、特にしたい事もない、出不精の私は、満喫通いと近場オープンドライブ位であろう。
今日は天気も良いので洗車した、愛車のコペンはH15年式だから、もう6年目だ、エンジンは快調だか車体周りに僅かなガタが来ているのが分かる。
いつまで乗り続けるのだろう、次はどんな車に乗るのだろうか?
人にはどうでも良い事が頭をよぎる。
コペンの好きな所は、捨てる所は捨てている所。
多くの車が、快適性、積載性、運動性、あれもこれも欲張って中途半端な物に仕上がっている。
コペンは2人しか乗れない、狭い、荷物もたいして乗らない、でも楽しい車なのだ、べた惚れだな、当分乗り換えは無いだろう。
さて、あと3日行ったら4連休、頑張りますか。
口裂け女はいつの時代にも必ずある怪談話しだ。
私の時代の話しはこうだ。
ある女が男にふられ頭がおかしくなり精神病院に入れられた、女はカッターナイフで自分の口を切り裂いた、そして夜な夜な白いマスクを着けて病院を抜け出して出没する、人を見つけると 「私綺麗?」と訊ねる 不気味に思い 「綺麗」 と答えるとマスクを外し、大きく切り裂かれた口を開けて 「これでも綺麗かー」と叫んで襲ってくるという。
あれは私が高校生の時、余り真面目ではなかった私は、個室のある友人宅でよく深夜まで遊んでいた、その日も深夜一時過ぎまで遊び、歩いて自宅へ帰る途中、寂れた商店街に差し掛かった。
田舎町であるこの辺りは深夜になると人っ子一人居なくなる。
ふと前を見ると向こうの方から自転車が一台近づいてきた、こんな深夜に珍しいなと思い、乗っている人を見て息を呑んだ。
白い服をきた髪の長い女の口が耳まで真っ赤に裂けていたのだ………
心臓ドキドキだったが、何か違和感を感じ、もう一度よく見ると、それは中学生位の男の子が白い服を着て、カツラを被り、顔を真っ白に塗り、絵の具か何かで口を描いていたのであった。
固まっていた私はかなり怖い顔で睨んでいたと思う。
向こうも怖がったかもしれない、人相の悪い自分より大きな男がえらい勢いで睨んでいるのだから。
そして口裂け女ならぬ口裂け男は、そのまま止まりもせず走り去っていったのだ。
いったい何だったのだろう、人を驚かしたかったのか、罰ゲームだったのか? 今となっては知る由もない。
仕方ない、兎に角生コンを降ろすのが私の仕事だ。
一輪車に生コンを降ろすと、爺さんはヨロヨロと危なっかしい足取りで運び出す、4t車とはいえ 一輪車一台で全部運ぶのは大変である、しかし私らは手伝う事は許されていない、下手に手伝い何かを壊したら自分で弁償しなくてはいけないのだ。
30分もすると爺さんはフーフーと息が上がり辛そうだ、見ていて気の毒になるが、私に出来るのは、一輪車に少な目に盛るくらいだ。
暫らくすると2台目の生コン車が到着した、この現場を見て 「死にそうな猫一匹 時間掛かりそう」 と会社に無線を入れた・・・・・なるほど、確かに死にそうな猫一匹だわ・・・妙に納得してしまった。 前にも書いたが一輪車で生コンを取る事を、猫取りと言うのだ。
何とか終了して会社に帰り、二件目に出発、次の現場は体力有りそうな若い二人が一輪車で待っていた、・・・・・「若い猫二匹」 か・・・・・さすがに若い猫は早かった、先ほどと違い、私は一輪車にタップリ盛ってあげた。
今日は三件で終り、全部猫取りだったので結構な時間になった、さて明日は何処に行かされる事やら。
これはまだ私が中学生の頃の話し。
学校の怪談が流行った、まあいつの時代でも一時期流行るものだ。
どこどこの学校ではこんな怪談がある とかいう話しで盛り上がっていた。
その一つにy小学校では誰もいないはずのピアノが鳴り、そして学校裏のトイレの奥から二番目が出るらしい…
今から思えばよくある話なのだか、当時はわくわくドキドキして聞き入っていた。
そのうち行ってみようという事になり友人と三人で行ったのだ。
y小学校のピアノは体育館にポツンと置いてあった、四時近くの学校はまだ人も居て不気味さは感じない、当然ピアノは鳴らなかった、じゃあトイレへ行こうという事になり校舎の裏にポツンと建っているトイレに向かった。
トイレはもう使われてなく廃墟となっていていた、水洗トイレが校舎の中に出来たので、外の汲み取りトイレは廃止になったのだ。
廃墟と化したトイレがいかにも出そうな雰囲気を醸し出していた、夜中だったら怖くてとても入れなかったが、まだ四時だったので入ってみた。
中もボロボロで、所々に穴が開き埃が積もっていた。
大をする方は五つ列んでいた、まだ夕方というのにかなり不気味で、とてもじゃないがこんな所で用をたしたいとは思わない。
三人ともヘッピリ腰で進み、奥から二番目のドアの前に立った。
顔は引きつり心臓はドキドキである。
友人に突っかれ私は思い切ってドアを開けた……ヒーーーッ……
中には何も居なく普通のトイレであった、ホッとしながらそそくさと外に出た…
その後体育館の裏で暫くたむろしていた、五時を過ぎると人も少なくなった。
三人バラバラになり校庭を探索した、もちろん部外者なので校舎には入らなかったが。
私は体育館の裏をフラフラしていた、するとピアノの音が聞こえた…ん?と思い体育館の中を覗いた、ピアノは入り口から見ると奥の左に置いてあった。
フフフ、笑っちゃうけど誰も居なかったよ。
この音に関しては高校の時も体験した、私は陸上部だった、たまに遅くなる日もあり、その日部活が終わった頃は外はもう真っ暗だった、皆帰り私が最後に学校を出る事になった。
そして体育館の横を通った時、中からバスケットボールを付く音が聞こえたのだ、誰か残っているのかと思い中を覗くが暗くてよく見えない、闇に目が慣れたのでもう一度良く見るが誰も居ない・・・気のせいかと思い帰ろうとするとまたボールを付く音が聞こえる・・・すぐ中を見るがやはり誰も居ない・・・
今、当時を思い返し、よく考えてみると、やはり耳から聞こえた訳ではなかった、精神で聞いたと思う。
人が居たわけではないので、物質的な音ではなく、そこに残っていた場の記憶みたいなものが聞こえたのではないか。
昼間、生徒が体育や部活で動いていたエネルギーが残ってしまったのではないだろうか。
人は体と心と魂で出来ている、魂は永遠で人が死ぬと創造主の許へ帰る、体は腐り土へ帰る、心は暫らくその場に思いだけが残り、それもだんだん薄くなり消えていく。
私自身は幽霊は居ないと思う、しかし精霊の様な存在は居ると信じている、森や山には自分の意思で行動するエネルギー体が居る、それが精霊だと思う。
また機会があれば、この超常現象のカテゴリーに書いていきたい。
とうとううちの会社でも経営不振の為三人解雇された……もう二人程減らす予定らしい……
タイミング良く定年退職者が二人出た、これで帳尻が合ったと思い安心していたら、それとは別にもう二人減らす予定とか。
どういう基準で選ぶのか分からないので、ビクビクの毎日である。
皆不満ながらも文句を言えば解雇候補に選ばれる可能性があるので、だまって仕事をこなしている。
もし私が解雇になったら僅か4ヶ月で無職に逆戻り……それは困るな。
聞いた話ではその二人はもう決まっているらしい、あちこちで誰が切られるか噂話をしている。
何時までこんな不景気が続くのであろうか、嫌なご時世だ。