忍者ブログ

tajimi Street

ギンギツネの私的なブログ

2024.04.19
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009.10.17
76572_1_01.jpgGSX750E4を事故で廃車にした私の元には、V45マグナとAXー1の二台が有った。
これで充分なはずなのに、人の欲とは恐ろしいもので、もっと速いバイクに乗ってみたい、という欲望が湧いてきた。

マグナも充分速いバイクであったが、アメリカンタイプの姿勢は、170キロも出せば怖くなるのだ。

私の夢の一つに、高速道路を、オーバー200キロで走ってみたい、という事があった。
300キロじゃなく、200キロというところが私らしいが…

要は、一度はリッターバイクに乗ってみたかったのだ。

今までは、直感でバイクを選んでいたが、リッターバイクはかなり慎重に選んだ。

まず私は、どんなバイクに乗りたいのか考えた。
アメリカンはどうも好みじゃないのでパス。
長距離走っても疲れにくいツアラーが自分のスタイルに合うと分かった。

一応アメリカンのイントールーダー1400に試乗してみた。
V型ツイン1400ccのエンジンは、とても個性的で、エンジンの鼓動が腹の底まで響いて来る。
それに意外と加速も良かった。

乗らず嫌いのアメリカンの、良い一面が見れたが、やはり私はロードスポーツが好きなのだ。

他のリッターバイクを見ると、ヤマハのFJ1200が目に付いた。
空冷の並列化4気筒1200ccエンジンを積んだツアラーだ。
人にもよるが、私は結構好みのタイプだった。
力強いエンジン、大きなカウルと大きな燃料タンク。
まさにツアラーだ。

これに決めようかと思ったが、もう少し考える事にした。

暫くしてバイクショップを覗いたとき、それに出逢ってしまったのだ。

ショップの片隅に置かれた、そのバイクは、コンパクトで綺麗なバイクだった。
排気量の書いて無い車体は、400ccより少し大きく600ccなのかと思い、値札を見ると、ヤマハFZR1000と書いてあり、値段もお手頃だった、お手頃といっても50万円位だったと思う。

「おーっ、これ1000ccなんだ」
跨ってみると、見た目と違い大きく感じる。
「これなら、軽く200キロはでそうだな」と思い、一旦は家に帰った。

調べてみると、最高速は270キロ近く出るらしい。
FJ1200とニンジャ900と迷ったが、コンパクトなボディにハイパワーが決め手となり、FZR1000を買う事にした。

しかしまあ…凄まじいパワーで、とても人の扱うバイクとは思えない、ナナハンと比べても桁違いに速いのだ。

当時、兎に角フルスロットルで走っていた私だが、さすがにFZRでは、そうそうフルスロットルは出来なかった。

ちょっとした登り坂でフルスロットルしようものなら、ウィリーしたまま飛んで行ってしまう。

休日にバイクに乗るのが、楽しみでもあり、怖くもあった。

夢だった、高速道路をオーバー200キロも、簡単にこなした。
直線でフルスロットルすれば、いとも簡単に出てしまう、FZRはまだまだ行けるというが、私の方がギブアップで210キロ以上は出せなかった。

この日を境に、私はスピードを追い求めるのを止めた、自分の限界が見えたのだ。

そしてFZRを、良き相棒から、畏怖の対象として見るようになってしまった。


FZR1000には、二年程乗ったと思う、幸運な事に一度も事故らず、RZ250Rへ乗り換えた。
RZは最高速180キロ位で、絶えずフルスロットルが出来て、とても気持ち良いバイクだった。
私にはこの位が丁度良いと感じたのであった。

写真は拾い物。
PR
Post your Comment
Name
Title
Mail
URL
Select Color
Comment
pass  emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback
この記事のトラックバックURL:
  BackHOME : Next 
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[01/09 管理人]
[01/08 ゆう]
[09/27 ブリュッセル ホテル]
[12/14 管理人]
[12/14 管理人]
最新TB
プロフィール
HN:
gingitune
性別:
男性
趣味:
copen
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(09/19)
(09/21)
(09/23)
(09/25)
(09/27)
カウンター
お天気情報

tajimi Street wrote all articles.
Powered by Ninja.blog / TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]