tajimi Street
ギンギツネの私的なブログ
仕事の事だが、始めは速攻で決めようとハローワークに通い詰め探した結果。
一件は門前払い、一件不採用、一件はもう決まっていてダメ、後二件は会社が遠くて辞退した。
ここに来て事の重大さをヒシヒシと感じる……仕事が無いのだ。
大学新卒でさえもなかなか仕事が無いのに、転職歴の多い中年に良い仕事があろうか・・・・・
暫くハローワークに通って、これではらちがあかないと思い、まず自分は何が出来るか考えた。
カメラマンなどこの辺りには無い、いまさら営業など出来ない・・・・・やはり経験のある生コンの運転手しかないのかなっと思い、インターネットで家から近い生コンの会社を探し、自分で電話することにした。
最初は門前払いを覚悟していたが、意外と、どの会社もちゃんと話を聞いてくれた。
まあ、殆んどの会社が、今は募集していませんと断られたが。
一件 「うちは、もう閉めるから、雇ってあげられないよ」 と断られたときは、本当に景気悪いなと実感した。
しかし、一件だけ 「今は募集してないけど、4月頃募集するかもしれない」 と言われ、何処も無ければ、4月頃この会社にもう一度連絡する予定にした。
はーっ しかし本当に厳しいね、今は絶対辞めずにしがみ付いているのが正解だった・・・・・まっ 辞めたものは仕方ない、コツコツ探していこう。
うーーーん またやらかしてしまったよ。
ガスローリー続けられなかったのだ・・・・・色々複数の原因が積み重なって辞めてしまった。
仕事自体は力仕事も無く、運転だけだったのだが、まあ現実に勤めた一日の流れを書いてみよう。
午前2時起床、顔を洗い歯を磨き軽く食事をして出発、会社まで60キロの道のり(往復120キロなのだ・・・とほほ)
3時半出社、タイムカード押して機械でアルコール検査、この会社に入ったら休みの前日しか飲めない、ちと辛い。
ローリーの点検をして、4時前には積み込み先の港へ出発。
積み込みは5時45分からなので、会社から港まで1時間半かかり、これでもギリギリなのだ。
早朝の道は空いていて、気持ち良く走れる、真っ暗で景色が見えないのが残念だが。
5時半頃到着すると、もうガスローリーが一杯並んでいる、到着した順番で並ぶ。
5時45分になり、受付を済ませた車から積み込みが始まる、一台15分~20分で積み込みは終わる、積み込む場所が10数台分あるので、余り待たされずに済む。
積み込みはアームをローリーに繋ぐだけ、コツを掴めば難しくないが、繋ぎ間違いや漏れがあると事故に繋がるので監視員の目が厳しい。
後は待つだけ、暇だからといって運転席で寝てはいけないので、寒い中、ボーーーッと立っていなくてはいけないのだ。
積み込みが終わるとブザーが鳴るので、元栓を締めてアームを外して積み込み終了。
それから降ろし先へ出発、行き先は毎日違うが、だいたい1時間半~2時間位だ。
降ろし先はだいたいガス会社、(当たり前だが)
受付を済ませ、アームを繋いで係員の指示に従って元栓を開けて降ろし始める。
降ろす時間は結構長く、40分~1時間かかる。
降ろし先によっては、車の中で待っていても良い所も有る。
田舎の方は結構おおらかで、車の中で待っていても怒られないので有り難い。
ここでも、降ろし終わるまで、特にすることも無いので、本を読んだり、田舎だと景色の良いその辺を散歩したりして時間を潰す。
ただ、やはり寝ていてはいけない、起きていれば割と文句は言われないのだ。
ローリーの音が変わったり、コックを開けてガスが無くなったら、係員に報告して、アームを外し無事終了。
そして又港へ積み込みに走る。
これを午前中1回、午後1回走り、会社へ帰る。
会社にはだいたい5時~6時頃帰社する。
そして家に帰ると7時~8時、風呂に入って夕食を食べると9時・・・・・2時起きだから速攻で眠らなければいけない・・・・・って、布団に入ってすぐ寝れる訳でもなく、毎日寝不足が積み重なる。
つまり午前2時に出て行って、帰ってくるのが午後8時なのだ、自分の時間は6時間・・・・・寝るだけで何も出来ない。
仕事は楽で良いのだが、これでは続けられないと辞めてしまったのだ。
でも皆さんよく続けているなと感心してしまう。
私が根性無しなのかもしれないが。
兎に角私には無理だったのだ、生コン屋を辞めたのが悔やまれる。
しかし短い間では有ったが、あのバカ長いガスローリーに乗れて良かったと思う。
やらなかったら、ずーっと、あの時ガスローリーに乗っていれば良かったと後悔する事になっていただろう。
短いバカンスだったと諦め、また、今度は近くで現実を見て探そうと思う。
・・・・・しかし生コン屋を辞めたのは失敗だった・・・・・これが本音かな。
さて、また無職な日々が続くのか・・・憂鬱だ、早く良い仕事を見つけたいものだ。
これから、ガスローリーを目指す人、少しは参考になったかな。
以上、ガスローリーのレポート終り。
何か良い事の前兆かなと思っていたら、ガスローリーの会社から、一次面接が通ったと連絡が来た。
次は適性検査と健康診断をパスすれば採用されるようだ。
しかし生コンの運転手より、比べものにならない程、朝は早く終わりも遅い、自分の体が保つのか心配になる。
まあ、自分で選んだのだから、もし入社出来たのならやるしかない。
来年はガスローリーの運転手になるのかと思うと、嬉しさの反面、責任の重さに不安もよぎる。
「この道を行けば どうなるものか危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となり
その一足が道となる 迷わずにゆけよ ゆけばわかるさ」
良い機会なので、ガスローリーの情報を集めようと、ハローワークへ行った。
最初は情報を集めるだけのつもりが、どんどん話が進み面接までする事になり、ちょっと戸惑ってしまった。
後日会社を訪れ面接開始、流石はガスローリーの会社、生コンの運転手とは桁違いに厳しい雰囲気だ。
まあ、扱う物が危険だから仕方ないが、生コン業界のぬるさが染み込んでいる私に務まるか心配になって来た。
無事面接も終わっり、後日連絡が来る事になったが、無理っぽい感じがする。
知らない間に、生コンの運転手以外出来なくなっているのでは無いかと恐ろしくなる。
生コンのままでいいよ、と言う私と、ローリーに乗ってみたいと言う私が居て、心は未だに揺れ動いているのだ。
同じ様な場所を、一輪車で運ぶ現場、一輪車で運んで更にスコップで下ろす現場、豪快に生コン車から直接下ろす現場。
仕上がりは余り変わらないのだが、現場の親方の考えに依るところなのだろう。
色々な現場を見ている私には、とても非効率に映る現場もあるが、部外者が口出しすべき事ではないので黙って下ろす。
しかし、一輪車で運んで更にスコップで下ろすのは如何なものかと思う。
要は、生コン車に入っている四トン以上も有る生コンを、スコップで下ろす事になるのだ……まあ、運転手の私はレバー操作だけだから良いが、時間が掛かり会社から早くしろの無線が掛かってくるし、超過料金で揉めるのも厄介だ。
昨日の現場は二時間掛かり何とか完了。
夕方だった為、気温が低く体が冷え切り、危うく風邪をひくところであった。
そろそろ防寒着が要る季節になって来た。