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tajimi Street

ギンギツネの私的なブログ

2024.03.29
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2012.12.09
9/25火曜

昨夜も何度か目が覚め、静かな朝を迎えた。 朝食前にオレンジを1つだけ食べた。
入院前は朝食はグレープフルーツ1個だけだったので、本当は果物だけの方が体は調子良いのだが、病院ではそうは言っていられないので朝食へ向かう。 
食後今日の予定を見ると、リハビリは手も足も午後からだった。 午前中は風呂のみだったので、この前外泊したときネットで注文した電気で筋肉を付ける器具を試してみた。 細くなってしまった左腕と腹に取り付けスイッチON。 「おーっこれは凄い」 電気のパルスで筋肉が激しく収縮するのが分かる、説明書には使用は、10分迄で4時間あいだを開けるように、と書いてあるので、午後からもやってみようと思う。
そうこうしていると風呂に呼ばれ風呂場へ行く、私の場合自分で出来るので放置される、その方が私も楽である。 病室へ戻りると先生の回診があり、近々また部屋が変わるとの事、一番奥の手の掛からない人ばかりの部屋らしい。 今度も静かな部屋であって欲しい。
昼食に行くと、あらら???席が無い、すると看護師が、一番奥に変わった、と教えてくれた。 動けるとどんどん遠くへ追いやられるのだな。 昼食は珍しくハヤシライスだった、味もなかなか美味かった。
病室へ戻り、また午前に使った器具で左腕を重点的に鍛えた。 確かにおもいっきり力を入れた状態を電気の力で作り出しているようだ。 しかし使用後はかなり疲れてしまい、ベッドでうとうとしていて、危うくリハビリに遅れるところだった。
足と手のリハビリを終え、病室へ帰ると職場の上司が、傷病手当の書類を持って来ていた。 前回の雰囲気とは違い何か厳しい雰囲気になっていた。 やはりそう何時までも待ってはいられないようだ、これはうかうかしてられないと思ったが、今の状態ではとても仕事は出来ないのでどうしようもない。
書類を病院の受付に持って行き、病室で昨日買った柿を食べた。 流石に柿は皮ごと食べられないので、持ち込み禁止の小さなナイフを使い柿を剥く、左手の力不足で柿が滑って剥きにくいが、これも良いリハビリになる。
1年ぶりの柿は期待し過ぎたせいか、想像した程美味くはなかったが、それでも2つ食べてしまった。
夕食後、又もや病室で電気器具でトレーニング、しかし終わってみて、脳がまだ正しい動かし方を学習している最中に、おかしな電気信号をかけるのは良くないと感じて、退院して左手がちゃんと動くようになるまで使うのは止めようと思った。


9/26水曜

今朝も静かな朝を迎えた。 隣の人が試験外泊で居なかったので特に静かだった。
朝食前にオレンジを1つ食べ、顔を洗い、朝の用意をする。 朝食後、今日の予定を見るとまだ時間があったので、昨日は止めようと思っていた電気器具でのトレーニングを説明書に書いてある通り正しく使えば問題無いと考え使用した。
強さもほどほどにして無理しない様に使ってみる、筋肉がパルスに合わせてピクピク動いているのが見える、効果有りそうな感じだ。 四時間、間を開けて1日2回迄と書いてあったのでそれを守って使おうと思う。
今日も足のリハビリ2回と手のリハビリ1回有るので、まず足のリハビリへ向かい、その後すぐ昼食。 午後一番に母が来てくれ、傷病手当の書類を出して来て貰う。 
四時間以上開いたのを確認して、また電気器具トレーニングをした。 特に体調がわるくなる事も無いので一安心。 今日は週に一度の売店の日、何となく見に行ったが、おやつは果物にしようと決めたので、大好きなチョコの誘惑を断ち切って病室へ戻る。 その後手のリハビリと足のリハビリを続けてこなすと、いつの間にか夕食の時間。
病院では夕食が終るともう何も無い、せいぜい看護師が血圧を計りに来る位だ。 同じ病室の爺さんたちは6時か7時に寝てしまう…いくらなんでも早すぎだ、それで夜中に起きてテレビを見ている、そういう私も、10時には眠ってしまう、そのお陰で、2時か3時に目が覚める、よく考えれば当然だ。 今日もベッドで本を読みながら眠りについた。


9/27木曜

昨夜も何度か目を覚ましながら朝を迎えた。 朝食前にオレンジを食べようと取り出すと何とカビが生えていた、うわー全滅かと思ったが、1つだけだったので残りはよく拭いて風通しの良い所に置く。 他の果物もビニール袋から出して風通しの良い所に置いた。 梨も1つ少しヤバくなっていたので早めに食べようと思う。 
朝食後、電気器具でいつものトレーニングを済ませ、今日の予定を見に行くと、午前と午後に別れていたので丁度良い感じだ。  暫くすると脳外科の先生が回診に回って来た。 何か書類を見ていたので、そろそろ退院の話しでもあるのかと待っていると 「貴方の手術した場所は発作を起こす可能性のある所なので薬を変える」 と言われた…発作など1度も無いし、その予兆さえも無いのでピンと来ない、退院の話しも無いのでその辺の理由でまだ様子見なのだろう。
手のリハビリが終ると昼食の時間を越していたので急いで食堂へ向かう、今日はかき揚げ丼だ、なかなか美味かった。 病室へ戻り午前の電気器具のトレーニングから四時間以上経っているのを確認してまた使ってみた。 左腕と腹筋に使ってみた。 左腕は今一効果を感じないが、腹筋は明らかに硬くなっている。 しかしこの器具を使うと結構疲れる、健康な人はどうか分からないが、1日中病院で過ごしている患者には負担が大きいのだろうか。
午後3時頃少しお腹が空いて来たので、オレンジ1個と梨1つを食べた。 梨はみずみずしくとても美味い、おやつにチョコを食べるより果物を食べた方が体にも脳にも良さそうだ、当たり前か。 
夕方足のリハビリへ行き、すぐに夕食。 病室へ戻り、体調が良さそうなので、もう一度電気器具でトレーニングしてしまった。
説明書には多くても1日3回迄と書いてあるのでまあ良いか、終わったあとの疲労感はあるが、特に体調が悪くなる事も無いので、明日からも体調をみながら2~3回やって行こうと考える、今日は良く眠れるかもしれない。


 
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2012.12.07

9/22土曜

替わった部屋は、なかなか静かで快適である。 朝も皆さん朝食ギリギリ迄寝ていて、私が顔洗いに行くのが悪いような気になってしまう。 
この部屋なら個室へ移る必要も無いと今のところ思える。 朝食後洗濯位自分でやろうと思い、溜まった洗濯物を持って病院内のコインランドリーへ行く。 病室に帰ると早々とリハビリの先生がやって来て足のリハビリへ向かう。 
今日の散歩はちょっと大回りして歩道橋を渡った。 階段の幅が狭いのでこんな所でも注意が必要である。 
リハビリ後洗濯したは良いが干すところに困り、仕方ないのでベッドの柵やタンスに掛けたりして何とか干し終わる、しかし不便だ。 
その後、残ったおやつを少しずつやっつけようとカリントウを食べた。 予定では今度の水曜に無くなる予定だ。 無くなったらもう買わないようにしたい。
昼食は味ご飯が大盛りで出た…おやつを食べたのは失敗だったようだ。  しかし昨日風呂で体重を測ったら、55.8キロに減っていたので、無理矢理全部食べて病室へ戻る。 以前の病室では、私が一番に戻り歯磨きしていたが、この部屋には私より早い人が二人も居るので、空くまで待つ事になる。 一人は77歳なのに残さず食べて、私より早いとは…大したものだ。 
手のリハビリの時間になり、リハビリ室へ行く、前の人がまだ終わって無いので、空いている広くて硬めのベッドに座りストレッチをして待つ、病室のベッドは狭くて柔らかすぎて出来ないのだ。 
本当は毎日ストレッチをして体をほぐして行きたいが難しい。 左手も足ほどでは無いが少しずつ回復しているのが有り難い。 病室へ戻ると前の人が今日試外泊に出ると嬉しそうに話していた。 皆さん少しずつ良くなっているのだな。 
夕食を食べ終わり廊下でたたずみながら、明日は日曜日、リハビリも無く何をしようか考えながら今日も終わった様だ。


9/23日曜

いつも通り午前3時頃目が覚め、トイレに行って又眠る。 朝の7時近くになると、回りの人達もごそごそ起き出し、私も歯磨きして朝食へ向かう。
今日は日曜日なのでリハビリも無い、なので自販機まで行きコーヒーを買ってベンチに座り一服する、ここは正面がら外が見えて解放感があって気持ち良い。 
外の雨模様を眺めながら、この先の事を考える。 
果たして会社に戻れるのだろうか、もし駄目だったらこの年で仕事が見つかるのだろうか…雨を眺めながら思索する。
病室へ戻り、昼食までひたすら立って読書する。 しかしついついお菓子を摘まんでしまった。 残りはチョコ系2つになり、空腹感の無いまま昼食になってしまった。
食後、病室に戻り外出届を書いてナースステーションへ持って行く。 明日は県病院へ生命保険の書類を取りに行かなければならない、これを出さないと保険が下りないないので重要なのだ。
午後は病室でできる限りのトレーニングをしてみた。 筋トレよりも柔軟運動を重視して体をほぐす、その後は病院内をうろうろしながらベッドで横にならないよう気を付けて過ごす、しかしだ、またやってしまった・・・チョコ系の1つをつい食べてしまったのだ…おやつの残りはあとチョコ一箱だけになった。
明日外出しても買わない様気を付けたい、たとえ買っても菓子は止めて果物にしよう (もう買う気でいる…) しかし病院内を歩いていると、ちらほらと名前が消えている、退院する人も多い、がまたすぐに新しい重病人が入って来る、。 
院だから当たり前だが、医師や看護師はつくずく大変だなと思う。 病室で明日の用意をして、今日も終わったのを感じた。


9/24月曜  

相変わらずこの部屋は静かである、朝7時近くに皆さん起き出すのだ。 私は4時前には目が覚めてしまうが睡眠薬を強いものに変えたせいか、すぐ二度寝出来るので苦にならない。 
皆さんごそごそ起き出したのを確認して、歯磨きして朝食へ向かう。 今日は昼に外出するので、午前中は忙しい、足と手のリハビリが終わるとすぐに昼になり母が迎えに来て自宅へ。 もう自分で運転出来るので、母には家で待っていて貰い、県病院へ向かう。 色々面倒な手続きを済ませ、念願の生命保険の診断書が手に入り、書類にもれがないかなんども確認し、郵便局に持って行った。
 「ああ、これでやっと1つ片付いた」 いまの病院の診断書も要るが、それはまた退院した後の話なので、後はリハビリに専念しよう。
帰りは午後6時予定なので、ゆっくり買い物を楽しんで、家で夕食を食べた後帰れば良い。
いつも行く駅前のスーパーに行き、買い物をする。 チョコやスナック菓子は止めようと思っていたので、果物を買う、すると…オーッ、私の大好きな柿が有るではないか、そうか、もうそんな季節になったのだな……柿、オレンジ、巨峰、青みかんを買い家へ帰りのんびりする。
風呂に入り夕食を食べるともう帰る時間になり、母に送って貰う。 自分で行きたいが、車が見つかるので無理なのだ。 病院に帰りまたいつも通り1日が終わる。

 




2012.12.05
9/19水曜
隣の爺さんは、すっかり病院の問題児として有名になってしまったようだ。 今朝も6時前より、車イスでごそごそ動き回っている、看護師に見つかる度に、車イスに移る時は危ないから、ナースコールを押して誰か呼ぶように注意されていたが、あ~あ~と言うだけで全く聞く耳を持たない。 
朝食後、堪り兼ねたソーシャルワーカーが家族に電話をかけて 「もう少し言う事を聞くよう言って下さい」 と苦情を言っていた 。(あらあら、余り言う事聞かないと追い出されるぞ) と思いながら足のリハビリへ向かう、いつも通りの筋力維持のトレーニングを済ませ、廊下のベンチに座っていると、先生が回って来て、退院に向けて少し話をした。 しかし退院日はまだ教えて貰えなかった、まだなのかな……菓子を摘んだせいか、余り腹が空かないまま昼食になってしまった。 
おやつは良くないのだろうな、昼食後直ぐに今度は手のリハビリへ、何だか退院して生活の中で使った方が早く回復しそうだ。  
夕食に行くと、看護師から部屋を替わって欲しいと言われた。 この病室は窓辺だし回りもちゃんとイヤホン付けてくれて比較的静かだから替わりたくなかったが、病状の重い人がここに入るとの事なので、仕方なく了承する。 騒音の部屋じゃない事を祈るばかりだ。
夕食か終わると何もする事も無く今日も終わる。


9/20木曜

昨夜より睡眠薬が変わったが、相変わらず午前2時頃目が覚める、次は3時に目が覚め、そして6時迄眠った。
睡眠薬は以前の短時間型から中時間型に変わったせいか、目覚めた後も眠気が残っている、朝食後手のリハビリをして病室へ戻りおやつを摘まむ、悪い習慣が付き始めたようだ。 
間食のせいか、昼食は残してしまった。 これはいけないと感じ、今残っている菓子が無くなったらもう買うのは止めようと思う。
足のリハビリから帰ると、隣の爺さんが、暑いからもっと風が来るようにしてくれと言っている…先日寒いから風よ毛を付けさせていたのに…流石に看護師も呆気にとられ、なだめすかし、戻って行くと、今度は自分でエアコンのコントローラを触り、どんどん設定温度を下げ、風向きも自分勝手に動かしやりたい放題だ。 
流石に此には黙っていられなくなり、看護師に相談して直して貰うが、爺さんは看護師が立ち去るとまた自分勝手に触りまくる、いい加減ウンザリだ。 明日の部屋替えが待ち遠しい。 
夕食後早く明日になれと祈りながら床に付く。 


9/21金曜

昨夜も夜中に何度か目が覚め、朝を迎えた。 薬が替わってせいか眠気だけはある、朝食後予定を見ると、足のリハビリが午前と午後の二回書いてある???どういう事だろう、とりあえず足のリハビリへ向かう。 
理由を聞くと今日は短めに二回やるとの事、リハビリ後風呂に呼ばれ、久しぶりにさっぱりした。 
病室へ帰ると知らない人がベッドに寝ている、そうだった、今日から部屋が替わったのだった。 
ネームを探すと2部屋隣に名前が出ていた。 今度は内側の病室になってしまったが仕方ない、内側でも外の見える窓が付いているのでホッとした。 その後直ぐ手のリハビリがあり、終わると昼食になり結構忙しい。 
昼食後以前の病室を覗くと、寝たきり老人が横たわっていた…病室へ戻り、家具が窓にかかっていたので、使いやすい様に直す。 窓を開けると秋らしい良い風が入って来る。 外の空気は良いものだ。
2回目の足のリハビリの時間となり、午前と同じ様なトレーニングをして今日の予定も終了。
夕方は母がネット通販で買った筋トレの道具と寿司を買って来てくれた。 二人で寿司を食べて、県病院から診断書が出来たと連絡が来たので、来週行こうと相談した。
母も帰り夕食も終わり病室へ戻る、今の所静かで快適である。

 
2012.12.02
9/15土曜
今朝も3時頃目が覚め、意識の集中したまま眠ってしまい5時頃起きる。 
朝食を食べに食堂へ行くとまた 「あ~あ~た~べ~た~い~」 が聞こえて来た。 何故か今日は激しい、あ~ぎゃ~あ~、とヒステリックに叫んでいる、時折 「こ~こ~ど~こ~や~」 と叫んでいる。 この人は家に帰っても同じ事を叫ぶのではないだろうか。 こんな所では食欲も湧かず、ご飯を残して病室へ帰る。
食後今日の予定を見に行くと、手も足も午後からになっているので午前中は何もない。 病室へ帰り読書していると、先生の回診があり 「退院後の事を考えて、たまには家に泊まりに帰りなさい」 と言われ、来週外泊届けを出そうと思う。 
昼食後、手のリハビリへ向かう、今日も少し回復がみられ一安心、その後足のリハビリにも行くが、足に関してはもう余りする事も無く歩いた後、自転車こぎして直ぐ夕食に向かう。 最近は意識して病室でも立っている様に心掛けている、立ちながら太ももを触ると筋肉が張り、使っている事が分かるのだ。 病院内では大した運動も出来ないので出来る限り立っていようと思う。
明日は日曜日、リハビリも無く退屈な1日になりそうだ。


9/16日曜

今朝も夜明け前に目が覚め、意識の集中後二度寝、5時頃起きるといういつも通りの朝になった。
朝食へ向かうといつもの婆さんが 「さ~む~い~」 を繰り返している。 成る程、秋も深まり朝晩冷える様になったからね、食後一休みした後、リハビリを兼ねて、階段を登り降りした。 
そして広い鏡の前に立ち、ラジオ体操をしてみた。 まだまだ左腕が追い付いて来ないが、何となく閃きの様なものを感じ、ラジオ体操は良いリハビリになると感じた午前中ほとんど立って過ごし、昼食へ、昼食後もただ、ただ立って過ごした。 隣の爺さんがまたエアコンが気になるらしく、また吹き出し口に何か付けてくれと文句を言っている、この前結局取ったのに又か……聞いているとストレス溜まるので、聞かないように放っておく、ひたすら夕食迄立ち続けた。 
足が結構パンパンになっている、今日は殆ど立って過ごした。 少しは足腰鍛えられたかな、明日は退院に向けて、試験外泊に出る、自分の家で泊まれないようでは退院など出来ないからね。
自分の
部屋がどれ程荒れ果てているか心配だ。


9/17月曜

いつもと同じ夜を過ごし、6時頃そろそろ歯磨きするか、と思ったとき何やら隣が騒がしい、看護師が 「ここに居る以上病院のルールにしたがって下さい」 とかなりきつく言っている。 
隣の爺さん又何かやらかしたのか、と思ったが、聞くと苛つくので無視して洗面所へ。 暫くすると廊下のほうから 「こんな雨の中外に出ないで下さい」 と聞こえる、また隣の爺さんだ。 私でさえこんな大雨の中を中庭に出ようなんて思いもしないのだか……考えてみれば元気な爺さんなんだなと思う。 
朝食後直ぐ足のリハビリへ、リハビリ後病室でおやつを食べて読書に耽る、昼食まで立って過ごしたが、おやつを食べたせいか腹は空かない、昼食後試験外泊の用意をする。 ちゃんと風呂に入れ、家の狭い階段を登り降り出来るのか私も試したい、出来ればいよいよ退院だろう。
手のリハビリ後母が来て今後のリハビリ計画の説明を受ける、そしていよいよ試験外泊に出る。
色々試してみたい事が沢山ある、まず途中でスーパーに寄り買い物、久しぶりに果物をいっぱい買った。
レジもちょっともたつくが、かなり普通に出来たと思う、回りの目もちょっと挙動のおかしい人位になった。  家に帰り埃まみれになった部屋を掃除する、埃を拭き取り掃除機をかける、すると以前の記憶を体が覚えていたのか、左手も以外と使える、まあ無理やり使っているのだが……その後風呂に入る。 
服の脱着と体を洗うのに多少時間はかかるが、出来ない事も無い、病院と違い手すりが無いので、浴槽に入る時注意しながら入る。 入浴後今度は洗濯をする、洗濯物を干すときも長年暮らして体が覚えているのだろいか、左腕もリハビリの時より上がり干せる、まあ時間はかかるけど、そこは慣れていくしかない。
夕食後部屋でストレッチをし硬くなった体をほぐす、病室では狭いしベッドが柔らかく、ちゃんと出来ないのだ。 
その後ラジオ体操をしてみる、ちゃんとパソコンで動画を見ながら正確にやる、まだまだ左腕がおぼつかないが、続けて行けば徐々に出来る様になるだろう。 しかし家で普通に暮らす事が、凄いリハビリになるし、進歩も早い、1日中動くから当然なのか。 今日は明らかに左腕が動く様になった。 さて、よく動いて疲れたので寝るとしよう。





 
2012.11.30
いったいどうした事だろう、今朝も3時前に目が覚め、また2度寝、5時頃目が覚めるが以外とよく眠れた感がある。 
新しく入った隣の爺さんは、車イスに乗ったり降りたりしてうろうろしている、暫くするとナースコールで看護師を呼び、お茶をくれだの電話かけたいだの我が儘放題、看護師を駒使いの様に使い、ありがとうの一言も無い、私が看護師だったら切れるだろう。 その後散々眠れないと繰り返し言い、暫くすると鼾が聞こえる……寝てるじゃないか。 
朝食後直ぐに足のリハビリへ、また外を暫く散歩する、日陰で休むと涼しい風が吹く、秋も深まって来たのを感じる。 
自転車こぎをして病室へ帰ると、やはり少し動悸がする、安静にしてした方が良いのだろうか。 
昼食に行くと食堂で一人の老婆が 「い~え~に~か~え~り~た~い~」 と繰り返していた。 最初何と言っているのか分からなかったが、何度か聞いて、家に帰りたいと言っているのが分かった。
延々と呪文のように繰り返しているのを聞いて、気味悪くも恐ろしくなった。 昼食後暫くして、友人が来てくれた。
病室では回りの迷惑になるから、3階の自販機前のベンチに座り世間話をした。 友人から見ても私が大分回復したように見えたらしく嬉しく思った。 やはり見た目が危ない人では困るのだ。 
友人が帰ると週に一度の売店が開かれ、皆さんぞろぞろと集まって来る。 暫く待ち、人が少なくなったのを見計らい、私もおやつを買いにでかける、そして直ぐに手のリハビリへ向かった。 毎日少しずつ、昨日出来なかった事が出来る様になり希望を膨らませる。 リハビリ後、母が着替えを持って来てくれた。 するとソーシャルワーカーが来て今度の月曜に話しがあるとの事、いよいよ退院なのだろう、まだ左手が完全では無いので不安だがなるようになるだろう。
夕食後高校時代の旧友が見舞いに来てくれた。 経緯や状況を話し、お互い気を付けようと励まし合い帰って行った。
隣の爺さんが看護師に、睡眠薬を持って来てと頼んでいた。 看護師が持って来ると、眠たくなったら飲むから置いといてと言う???眠くなるんだったら睡眠薬なんて要らんだろうと思いながら今日も終わる。


9/13木曜

何故か3時頃目が覚める、昼寝など一切しないのに・・・その後手足に意識を集中していると、知らない間に眠ってしまい、次に目が覚めたのはいつも通り5時頃だった。 
夜が明け朝食の時間に食堂へ行く 「い~え~に~か~え~り~た~い~」 と老婆の呪文の様な叫びを聞きながら朝食を取る、気分悪くなり全部食べられず病室へ戻る。 
食後早々この前の続きの頭のテストがあり別室へ案内される。 訳の分からないパズルみたいなテストや言葉の意味を答えるテストなど終え2日目終了、しかし先生が、今日全部終わらせたい、との事で昼からも3日目の分をする事になった。
テスト後足のリハビリ、今日も良い天気なので外へ散歩に出かける。 残暑がまだ少し残っているが、すっかり秋も深まっているのが分かる。 
リハビリ室へ戻ると例の老婆が 「ご~は~ん~が~た~べ~た~い~」 と繰り返している、よく観察していると、お腹が空くと 「ご飯が食べたい」 で、ご飯を食べると家に帰りたい、を繰り返すのが分かった。 
成るほど理にか叶っていると思った。 昼食後手のリハビリと午前中にやったテストの続きに向かった。 
左手も多少の進歩があり、テストも何とか終わり部屋で一休み。 そして夕食、以外と病院生活も忙しいものだ。 
夕方より薬の管理も自分でする事になり、説明をよく聞いた。
社会復帰のため買い物も普通に出来る様になるのは必要と、リハビリの先生がコンビニに付き合ってくれた、有り難い、今日も終わりあとどの位で退院か考えながら床についた。


9/14金曜

相変わらず3時頃目が覚めるが、以前と比べるとよく眠れる様になった気がする。 脳が回復してきたのか。 朝早くから隣の爺さんが何やらごそごそと動き回っている、元気の良い爺さんだ。
私も6時過ぎに起き出し、顔を洗い歯磨きして朝食へ向かう。 食後窓辺で読書に耽り、そろそろ今日の予定が書かれる時間なので見に行く。 
今日は午前中は風呂だけでリハビリは午後からだ。 ヘルパーさんが迎えに来て風呂へ、今日は左手をなるべく使い洗ってみる、動きは鈍いが洗えない事は無い。 
風呂は退院しても何とかなりそうだ。 昨日は病院のコインランドリーで洗濯してみたが、これも何とかなりそう、少しずつ退院後の生活の事を考えなくてはならないからね、それに2~3日前から時々普通に喋れる事に気が付いた。 
普段はろれつが回らないと自覚しているが、ふと、普通に喋れる、脳が回復してるのだなと感じる。
昼食後、歯磨きして部屋へ帰ると ??? 前の爺さんが私の部屋へ入ろうとしている…これはまずいと思い、素早く部屋のベッドに座り込むと 「あれ、ここじゃないか、ど
こだったかな…」 と言いながら戻って行く、すぐ看護師がやって来て自分の部屋へ戻していたが、痴呆の怖さを実感した。
暫くすると隣の爺さんが、寒いからエアコンの風を切ってくれと言い、また暫くすると風が出てないと文句を言い、また暫くすると、今度はエアコンの吹き出し口に何か付けて、直接風が当たらないようにしろ、とか言っている。 
いやはや色々な人が居るもんだ。 午後足のリハビリの時、近くのコンビニへ買い物へ行った。 
おやつも欲しいが買い物が普通に出来るか見たかったのだ。 しかしまだまだ支払いの時の動作が明らかに遅く、病人に見られるのが分かる。 病院内では普通に生活出来るが、退院したらまだまだ不便な事が多そうだ。
病室へ戻るとさっきの爺さんが、エアコンの吹き出し口に風避けを付けてくれと言っていた。 ヘルパーさんが付けようとすると、事細かく、やれ、もっと短く、だの、やれ其処は斜めに切れ、だの言っている、あげくの果て風が来ないから取ってくれと言う……私がヘルパーだったら張り倒したくなるだろう。
夕食後廊下で他の患者に文句ばかり言っているのが聞こえる…家族も週に一回しか来ないし、家族に嫌われて、ここに送られたのだなっと、哀れに感じる。
病室で読書をしていると、頭のリハビリの先生が来て、テストの結果を教えてくれた。 知能は全く問題なし、得意不得意もあるが、知能で十分カバー出来るとの事、とりあえず一安心。 退院迄に身の回りの事が一通り出来る様になりたいものだ。

 

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