tajimi Street
ギンギツネの私的なブログ
仕事も段々慣れてきて、何とか一月が過ぎた。
ここで、ありがたいことに日曜と月曜と二連休が貰えたので、久し振りにオープンドライブに行きたくなった。
日曜は疲れた身体を休める為に、一日中ゴロゴロと過ごし、何処に行こうか考えた。
久し振りに御嶽山に行こうかと思い、早速天気予報を見ると、明日は雨との事・・・で御嶽山は諦めた。
どうしても山に行きたかったので、色々考え、付知峡に行く事にした。
天気予報も曇りなので、オープンドライブには良い環境である。
カメラのバッテリーを充電して、地図を見ながら、滝めぐりをしようと計画を立てた。
連日のハードな仕事で、癒しが欲しくなったのだ。
滝の天然マイナスイオンに触れて、気分を一新したい。
しかし、生コンの運転手と違い、額に汗を流し、ガスボンベを交換する仕事は、何故か身体は辛いが心は心地良いのである。
生コンの運転手は、本当に楽だったなーと思い返されるが、今更戻れないし、ガス屋の仕事を頑張るしかない。
さて、話を戻して、月曜の朝4時に目覚ましのアラームで目を覚まし・・・ガス屋も朝は早いので、早起きは得意になっていたのだ。
コーンフレークでサクサク朝食を取り、5時前には出発した。
高速に乗り、中津川ICで降り、早速オープンにして走り出す。
257号線を北上する、早朝の田舎道は、ジャンパーを着ていたが、まだ寒くヒーターを入れて走る。
足元はヒーターで暖かく、上半身は外気の寒さで引き締まる・・・・・やはりオープンドライブは気持ち良い。
6時過ぎには付知峡に到着、そして一番上の写真を撮る。
渓谷の写真は朝が基本なので、丁度良い。
しかし、この家の人って、凄く良い環境に住んでいるなーっと思う。
川のせせらぎ、鳥の鳴き声・・・・・羨ましい。
山道を暫らく走ると、不動滝の駐車場に着く。
ここは付知峡の名所で、流しそうめんや土産屋が並んでいる、まだ朝早いので、当然誰も居ない。
滝へ続く山道を歩き、少し行くと始めに、観音滝が現れる、それが3枚目の写真である。
早速愛用のニコンで滝を撮る、滝を見に来たのは久し振りなので、ちょっと感動だ。
そして、もう少し下るとメインの不動滝がある、4枚目の写真だ。
不動滝は山道から覗き込むように見ないと見えないのだ。
ここには、お不動さんが祀られている、賽銭箱に小銭を投げ込み、願掛けをして次へ向かう。
次は少し山道を歩き、仙樽の滝を目指すのだ。
吊橋を渡ると、5枚目の写真の風景に出会う、何か凄い秘境に来た気分になる、そしてここを進むと6枚目の写真の仙樽の滝が見える。
仙樽の滝は水量も多く、なかなか迫力があった。
ここで暫らく森林浴を楽しみ、次へ向かった。
次は離れた所にあるので、一度駐車場に戻り、車で林道を進む。
暫らくすると、舗装道路が無くなりダートが始まった・・・・・途中、落石注意の看板が立ち、あちこちに大きな岩が転がっている。
しかし、コペンはこういう道は苦手なのだ、車高が10センチしか無いので、すぐ腹を擦りガリガリいうのだ・・・なるべく擦らないようにトロトロ走っていると、1台だけ後ろから軽トラが迫ってきたので、すぐに道を譲る、林道では軽トラは早いのだよ。
そして目指す高樽の滝に到着、この滝はビジュアル的にも綺麗な滝だと思う、階段が作ってあり、下まで降りる事もでき、又、滝の上も行く事が出来る。
しかし滝の上は水で濡れているので、滑ったら一巻の終りである。
一応来たからには滝の上にも登って見た。
滝の上は小さな滑り台が連なっている様な感じで、そこに落ちたら、ツルツル滑って行き、あっという間に滝壺へ落ちる様になっている。
今まで落ちた人は居ないのだろうかと考えながら、滝を後にした。
8枚目の写真が高樽の滝である。
十分滝めぐりと森林浴を楽しみ、岐路に着いた。
森の中をオープンにして走ると、本当に気持ち良い、何かまたバイク欲しい病が復活しそうで、ちょっと不安だ・・・・・
今日は良い気分転換になった、明日からの仕事も頑張ろう、そしてまた休日にオープンドライブに行きたいものだ。
朝はもう、ファンヒーターが欠かせない。
おかげでバイク欲しい病が治まって来た。
朝起きて、余りに寒いと、バイクに乗りたいという気が起きない。
さっさとコペンに乗って通勤する。
ヒーターをかけながら、何時もの様に、窓を開けて涼しい位に調整して走る、これが気持ち良い。
私は真冬でも、窓を開けて走る事が多い。
窓を閉めて走るのは、雨か雪位なものだ。
また来年、暖かくなるまでバイク欲しい病は治まるだろう。
それまでに少しずつ貯金していきたいものだ。
ここで一応、バイク欲しい病は一時完治という事にしておこう。
朝五時に起きて用意をし五時四十分出発。
中央高速、東海環状、東海北陸道を通り名神、中央高速で多治見に戻るという環状コースを考えた。
これなら千円で長距離ドライブが出来るからだ。
順調に東海北陸道まで走って行く、早朝は車も少なく快適である。
しかし、白鳥インターで雪のためチェーン装着との事……「えっ、もう雪かよ」と思ったが、どうしょうもない、道路公団の人の誘導で、ラジアルタイヤの私はUターン。
環状ドライブ終了。
しかし良い道だったので、またスタッドレスを履いて走りに来たいものだ。
帰りにぎふ大和Pで休憩、しかしまだ時間が早く、開いていない、缶ココアで暖まり帰路についた。
しゃくだったので国道363をオープンドライブ、今日はやけに寒い。
オープンにして見る風景とクローズにして見る風景は、どうしてこうも違うのだろう。
冷たい風が頬を刺すが、僅かな紅葉の中、田園風景を楽しみながらドライブ出来た1日だった。
これで充分なはずなのに、人の欲とは恐ろしいもので、もっと速いバイクに乗ってみたい、という欲望が湧いてきた。
マグナも充分速いバイクであったが、アメリカンタイプの姿勢は、170キロも出せば怖くなるのだ。
私の夢の一つに、高速道路を、オーバー200キロで走ってみたい、という事があった。
300キロじゃなく、200キロというところが私らしいが…
要は、一度はリッターバイクに乗ってみたかったのだ。
今までは、直感でバイクを選んでいたが、リッターバイクはかなり慎重に選んだ。
まず私は、どんなバイクに乗りたいのか考えた。
アメリカンはどうも好みじゃないのでパス。
長距離走っても疲れにくいツアラーが自分のスタイルに合うと分かった。
一応アメリカンのイントールーダー1400に試乗してみた。
V型ツイン1400ccのエンジンは、とても個性的で、エンジンの鼓動が腹の底まで響いて来る。
それに意外と加速も良かった。
乗らず嫌いのアメリカンの、良い一面が見れたが、やはり私はロードスポーツが好きなのだ。
他のリッターバイクを見ると、ヤマハのFJ1200が目に付いた。
空冷の並列化4気筒1200ccエンジンを積んだツアラーだ。
人にもよるが、私は結構好みのタイプだった。
力強いエンジン、大きなカウルと大きな燃料タンク。
まさにツアラーだ。
これに決めようかと思ったが、もう少し考える事にした。
暫くしてバイクショップを覗いたとき、それに出逢ってしまったのだ。
ショップの片隅に置かれた、そのバイクは、コンパクトで綺麗なバイクだった。
排気量の書いて無い車体は、400ccより少し大きく600ccなのかと思い、値札を見ると、ヤマハFZR1000と書いてあり、値段もお手頃だった、お手頃といっても50万円位だったと思う。
「おーっ、これ1000ccなんだ」
跨ってみると、見た目と違い大きく感じる。
「これなら、軽く200キロはでそうだな」と思い、一旦は家に帰った。
調べてみると、最高速は270キロ近く出るらしい。
FJ1200とニンジャ900と迷ったが、コンパクトなボディにハイパワーが決め手となり、FZR1000を買う事にした。
しかしまあ…凄まじいパワーで、とても人の扱うバイクとは思えない、ナナハンと比べても桁違いに速いのだ。
当時、兎に角フルスロットルで走っていた私だが、さすがにFZRでは、そうそうフルスロットルは出来なかった。
ちょっとした登り坂でフルスロットルしようものなら、ウィリーしたまま飛んで行ってしまう。
休日にバイクに乗るのが、楽しみでもあり、怖くもあった。
夢だった、高速道路をオーバー200キロも、簡単にこなした。
直線でフルスロットルすれば、いとも簡単に出てしまう、FZRはまだまだ行けるというが、私の方がギブアップで210キロ以上は出せなかった。
この日を境に、私はスピードを追い求めるのを止めた、自分の限界が見えたのだ。
そしてFZRを、良き相棒から、畏怖の対象として見るようになってしまった。
FZR1000には、二年程乗ったと思う、幸運な事に一度も事故らず、RZ250Rへ乗り換えた。
RZは最高速180キロ位で、絶えずフルスロットルが出来て、とても気持ち良いバイクだった。
私にはこの位が丁度良いと感じたのであった。
写真は拾い物。
この、どどっと入った時がくせ者で、つい、いい気になって衝動買いをしてしまうのだ。
この時も、どどっとお金が入り、もっと軽くて気軽に乗れるバイクが欲しくなり、またバイク雑誌を読み漁る毎日が始まった。
そして目に付いたのが、ホンダのAXー1であった。
DTー1に乗っていた頃の、林道をトコトコ走っていた記憶が蘇り、ダートが走れてチューブレスのバイクが欲しくなったのだ。
何故チューブレスかといえば、チューブタイヤの場合、バンクすると、一気に空気が抜けて転倒する可能性が高いからである。
その点チューブレスはバンクしても、ゆっくり空気が抜けるので安全なのだ。
AXー1は良いバイクであった。
軽く取り回しが楽で、低速でもトルクがあり、そのままレッドゾーンまでストレス無く回るエンジン。
私はかなり気に入り、一型(白)と三型(黒)を二台乗り継いでしまった。
一型に比べ三型は質感が上がり、エンジンもよりフラット特性になり、扱いやすくなっていた。
私としては、外見は三型でエンジンは一型が好みであった。
何故なら、一型のエンジンの方が体感速度が早かったからだ。
実際は変わらなくても、早く感じる事は、自己満足を得るには重要な事である。
AXー1ではよく林道を走った。
タイヤが町乗りの設定なので、飛ばす事は出来ないが、トコトコとゆっくり走る、それがまた気持ち良いのだ。
街では、信号から信号までの競争なら、250スポーツにも負けない程ダッシュが早い、100キロ越えると抜かれるが……
高速道路もストレス無く、100キロ巡航出来る、遅い車を抜く為に、120~130キロ出すのも問題無い、ただ140キロ出すと、さすがに怖い。
ホンダのバイクらしく、故障も無く。
燃費もL30と、とても良いのだ。
250のカブだと言われる事も有る程だ。
欠点は、好みの別れるスタイル、長時間乗ると尻が痛くなるシート、耕運機の様な排気音、位だ。
町乗りから林道、長距離まで難なくこなす、まさにオールマイティーなバイクであった。
(写真は、拾い物)